恐れたのは

失うことか

触れることか

分からなかった


目が覚めることが

良いことなのか

悪いことなのか

善と悪の区別すら

意味を持たないのに

右と左に分かれる

意識の果てでも

夢は駆逐された

目蓋はもう開かないよ

こじつけた嘘を

溝に流せば戻れない


涙は滲んで

倒れた背中に落ちる

変わらないのは

それだけだよ

壊れた、恐れた。

君に触れるだけの

最後の夢に置いていく

溢れた花の色は

溶けては部屋の隅に溜まる

裏で咲き誇る

落とした目蓋にキスして

二度と起きない様に

目覚めない様に


君の夢に触れて。