歩き出した

掠れた足音は

風に仰いだ

空の色さえ知らないで

首を引っ込める様に

君の後ろを付いて回る


「言わないよ」

続かない言葉

引っ込めたのは

音なのか指なのか

触れない記憶も

君に続いた道に歪む


今はもう気付かない

言わなければ

何も知らずにいられるから

此処に在る言葉だけ

君の足音に沈むけど


「言えないよ」

それだけの事なのに

きっと誰のせいでもない

ただこれが伝える

終わりの季節は

君に殺された


擦る様に重ねた

温度は君の知らない季節だった