優しい歌を夢に描いた

この機械仕掛けの身体で


何処まで行けるだろう

何処まで愛せるだろう

分からない事だらけだ

それでもいいのかと

君に問いかける


痛い事も

嬉しい事も

苦しい事も

遠くに在る様で

単純に振舞う

それすらも

呼吸が止まりそうになる


君を傷付けた夢は

もう此処にはないよ

君が流してしまった

淡い涙すらも

もう遠くにあるのに


幸せを謳う事も

許されたんだよ

もう苦しみだけの世界は

此処にはない


居場所も何もかも

奪われてしまったけど

それでも此処に在るのは

君に与えるだけの

小さな幸せだけだ


優しい歌声と

柔らかな夢の狭間で

眠る世界の音を

聴こえない様に塞いだ


傷付かなくてもいいよ

気付かなくてもいい

吐き出した呼吸も

語った言葉も

置いていかれたって

全部笑ってあげるから


私が愛してあげる

私が見つけてあげる

君の呼吸も

私が全部与えてあげる


君に幸せを

君に優しい夢を