嫌われ夢喰い

抉れた眼球探って

後追い深海

誰も其処に居ないよ


あと何回眠れば、

もう途切れてしまったよ

約束も束縛も

鎖の千切れた嘘に塗れる


「あと何回、」

続かない言葉も

夢の先で溺れてしまって

貴方が食した夢の中で

迷い子彷徨い

疲れ果てた貴方に落ちる


嗚呼、もう、あぁ。

それが楽園になるの

堕落していく事に

気付きながらも

逃げられない

囚われた腕の中で

もう見れない夢の続きを

何度も描いているの


何も見えないけど

其処にいるのは分かる

でも圧迫する肺が吐き出す

酸素は浮かばないで

沈んでいく

貴方が食べた


夢は全ての終わりの始まり。