きっと嘘
それも嘘
私は嘘
いいの
いいんだ
もういいの
歩くことも
笑うことも
泣くことも
全部全部
抱え込んだ
花束に埋もれた
一人の言葉
愛の言葉なんて
私は知らないの
優しいだけの
傷つくことを知らない
単純な白い世界
もう、何も言えない
もう、何も言わない
この言葉の先は
貴方にはあげないの
忘れて、
優しいなら
見ないで
聞かないで
塞いで
遠くに捨てるの
この森の奥で
一人で生きるの
貴方は一人、
私も独り
その手を離して
貴方が幸せである様に
貴方に未来がある様に
願うから
私の手を離して
私から逃れて
幸せになれるようにね、
今二人、
さようならなの。