遠くに投げかけた
問の答えは虚ろ
引き連れた無意識の
なれのはては
悲しく残酷に突き付ける
現実。
見たくはなくて、
どうしてか、言い訳ばかり
口から漏れては
詰まってしまう押し問答
持ち合わせていない
僕の心の先には
きっと君はいないまま
叶うのかい?
無意味だと分かりながら
信じたくない現実は
気付かないふりを続けた
僕の声に君は泣いた
色を失ったまま
問いかけたのは
僕の心は知らないと
ずっと吐き続けた嘘の「答え」
答えてよ、
もう何も残らないなら
一緒に果てるまで
僕はその手を握り締めた
離したくないと
掠れた喉は
音を発することを拒否した
漏れ出す息の音だけ
白い、白い。
空へ浮かんでは
答えないまま
答えを望んで朽ちた