宝箱は明日を夢見る
似た様なモノばかり
幾つも詰め込んで
滲んで溢れ出した
飽和する色彩の海を
誰もいない孤独に沈む
もういいよ、もういい
諦める事には慣れた
目を見れずに逸らす
握りしめる掌に食い込む
痛みだけを愛して
綺麗なものばかりで
逆さに醜い
鏡に映るこの色彩も
鮮やかに殺して
首にかける腕の重さも
暗い痛い辛いと
何度も呟いて笑う
偶然を装うことに
疑問を抱かずに消える
飽和したのは僕さ
宝箱から放り出されて
逃げ回る道化
同じモノばかりでも
幸せ並べて
重ならないモノを知る
「どうして、」
気付いたのはそれで。
被らないのはどれも
この瞳には違っているから
どうしてどうして
詰め込んだモノが
僕を押し潰して
もういいじゃないか
その仮面を外して
色彩に溶けていこうか、