弧を描く
空気。刺して笑う
生み出したのは
罪悪の意識と道化の嘘。
「貴方は。」
消したはずの記憶は
明かりを灯して
吐き出す温度
差し出したのは、
守る為の剣だったのに。
少しだけ遠くに見えた
心の奥ですら
言えない言葉を広げる
「貴方が。」
そうして隠した真実は
嘘に塗れて溺れる
もういいよ。もういいよ。
何度繰り返しても
どうせ落ちていく
無意識は縺れる
悪の基準は曖昧に落ちる
詰め込んだ感情は
丁寧に折り曲げて
「貴方、 。」
掠れた息の中で
死んでいく憐憫の言葉
もういいんだよ。
僕がこの腕を差し出すことも
伸ばすことも
もう、ない。
笑えないよ
僕だけが
辛いだなんて
そんなわけないのに
君は
笑ってるのに
僕は。
いつまで経っても、
「貴方を。」
憎むことは違えた僕の嘘。
ただ救いは其処にない
でもその剣が突き刺したのは
きっと、あれは、僕の。