ここは綺麗だよ

汚れないままの

純粋な白で

覆う世界の夢は

消えて泣いた日の痕


その背中を

僕は見つめる

「花束を、」

拾う君は悲しく微笑んで

なぞる指先も

君が見せた最後の表情


明るいまま

世界は廻り始める

物語は終わらない

悲しみを含んで

柔らかい心を

綺麗なままで落とした


君だけの、その、世界で。


歌い始める小鳥の

夢は何処にもない

それこそ夢だと

歪めた表情は隠して


覚えてないよ

綺麗な世界の終わりなんて

知りたくはないから

見ないふりをしたんだ


「貸して、」

その花束を手に

落ちていく堕落の夢

君は、なんで、


微笑んだ?


優しいよ

とても綺麗

純粋で、まっさらなソレは

なんにも染まってなかった

世界の夢。


砕けたのは

小さな僕の世界。


最初から、

誰も傷付かない

ただの殻に籠った僕は

眩しい世界の夢に

目覚めた。


優しい、夢の終わり。