閉ざすの
緩やかに
脅しては悲しむ
空っぽの器
意味を持たない
言葉の意味を
どうして求めるの
どうして捨てないの
必要ないよ
なら最初から
此処になければ
誰も悲しまなかった
溢れて零れた
言葉の波は
僕を連れ去っては
意味を埋めた
その哂いに浮かぶ
愛憎混じりの微笑みを
歪に捻じ曲げた
心。
置いてけぼり
見ていたのは嘘
見えていたのは僕、
僕。
心の声を殺せよ
無意味を呑み込んで
必要ないと呟いた
甲高い声を捻り潰して
聴かないふりして
悲しみを創り上げる
報われない心を
殺しては弄ぶ
僕の今は
誰の為に死んだ
僕は。
歪んでは死んでいく
殺めたのは
誰の世界だったか