届かない話をしようか

少しだけ遠い話

それは長い長い、

お伽噺の様な歴史


林檎の鐘は穏やかに

嘘の海に響く

歩いてきたのは

君だけじゃないのさ

だけど此処からは

誰も居ないんだよ

独りになってしまうんだ


悲しいね

とても寂しい

それでも生きて

僕は今此処に居る

君に触れているんだ


赤い赤い丘の上

泣いているのは

あの時の君なんだね

僕も君も

皆馬鹿だったんだ

知ってたさ

けど口には出さない

嘘と気持ち一つ

腐れた王冠の上で

踊る君がいた


森の奥深く

沈んだのは

知らないふりした

林檎の実


さようならの言葉は

まだ聞かないふり

それでも君は

お伽噺だと笑うんだ