淡く伝える

背中の温度

見えないのは

君だけじゃないよ

僕も誰も

先なんて分からない

ただ今を生きてる

それだけでいい

だって此処は

こんなにも優しい

振り出しに戻っても

何度でも笑って

背中を押してくれる

温度

その掌が

愛おしい


砕けていく

言葉の端々に

含んだ

愛を

一つ

空に投げて

誤魔化した

感情に

気付いたんだ

夕暮れは

見守るよ

君の背中

歩いていくんだろう

なら振り向いちゃ

ダメなんだよ

前を向いて

しゃんとして

僕は少し前で

待っとくよ


ほら、この手を取って

優しい空間は

もう少し先だ

先になんだよ

覚えてるだろう

あの丘の先だ

夕暮れを包んで

続く話の途中で

途絶えた呼吸も

千切った心も

全部分かってるんだよ


揺らして

その鈴の音を

もう一度

優しい眼差しで

押してよ

見えなくてもいいから

確かな思いを

背中に伝えてよ


それだけで

全て分かるほど

出来た人間ではないけど

それでも

僕は、

君と、