近付いた光に

キスをしようか

笑っていられる様に

少しだけ願いを込めて

世界は微笑んだ

嗚呼、穏やかだね

すごく、綺麗だ


ただ単純に

この両手で何が出来るか

考えてみたんだ

でもね、分からなかった

何が出来るんだろう

むしろ、出来ることが

あるのかな、なんて

柄にもなく

ネガティブになっちゃって

ただ僕は笑ってられるなら

なんでもいいやって

この穏やかで

美しいだけが取り柄の

悲しい世界の中で

振り返らないで二人

君といられたら

きっと幸せだろうな


だけどさ、この世界は

色んなものがあって

その上で成り立ってるって

誰だって分かってる

僕だって、君だって

この失えない光は

僕の道標なんだ


光に小さく笑って

嚥下した

白い白い肌は

きっと見失わない

僕の腕の中

君は笑ってるんだ


ほらまた。

君とキスをしようか?