褪せた

失せた

視界

覆う

曇天が

重い。

痛い。


馬鹿だ

意味なんて

ないのに

届かない

ただ

叫んだ

喘いだ

声は

溶けた


見せない

空の色は

灰色で

鉛の音は

心に落ちた

続けてよ

捕まえて

そうして

終わる

鮮烈な

色は。

次には

残らない

首筋は

焦燥。

塞いだ

耳も目蓋も

意味を

失った


痛くて

苦しい

のは

啼いた

あの時の

記憶。

忘れる

なんて

許さない

必要ない

それなら

壊して

笑われる

くらいなら

消して。


色を失った

世界は

いらない

から。