惰性にも似た

緩やかな温度

落下

何も無い

不変の城

そこで齧った

果実は少し

苦く感じた


たおやかに

穏やかに

含んだ温もりを

掌で触れた

それは美しい

白んだ空間

緑の鮮やかな

自然的な神秘


ほら、物語は綴ってる

知らないだけの

数多の記憶

少しずつ削っては

添えていく

天の雫に口付た


忘れてしまった

進む時は

ゆるりと笑う

深いまま傷付いた

堕落は穏やかに

その手を取った