小さい温度は

手を繋いで

幼い夢を見る

それは幸せを歌う

綺麗な箱庭

穢れを知らない

真白な羽


ふわり、

歌う。

愛をなぞる指は

拙い弧を描く

薄氷の上の様な

悲しい心

君の淡い声を

甘く抱きしめて

呑み込んでしまった


夢うつつ

箱庭で踊るの

小さな手は

ゆるり触れる

玉露の様な瞳は

笑顔を浮かべて

幸せを謳う


それは知らないから

幼い夢たちは

儚く砕かれては

綺麗なままで散っていく

まるで、彼女を護る様に


それが全て

幼いままの頬を

撫でて離れる


小さな箱庭の、夢だった。