狂おしいなら
締め付けて
中途半端な
優しさならいらない
いっそ殺してしまう程の
鮮やかな愛を
嘘を塗り潰して
君が黒というなら
全てを黒にしてみせる
それでも君は
僕を見ないだろうけど
それでもいいよ
いいんだ
ただの僕の自己満足
欺瞞の海は
僕の心に満ちてるけど
君は緩く笑って
「バカだなぁ」っていうから
思わず笑ったんだよ
君のおかげなんだ
僕が今いるのは
ただ穏やかに
そこにあるだけの幸せ
単純な、幸せ
狂おしい程の
偽善的な愛が
僕を殺そうとするけど
少しだけ、
生きてみようかな、って
思ったよ。
ただ君がいるだけいい
ただ愛せるだけでいい
それが幸せだと思えば
全てが綺麗に見えるもんで、
ああ、僕はバカだね
大バカ者だ
死んじゃ意味ないね
君がいて、
僕がいなきゃ。
成り立たない
世界なんて
そんなもんか。