失って

傷付いて

笑って転んだ

あの森の中

君はまだ

迷ってるのかい


前を向いて

歩いていこうか

我慢できなくて

辛くて

それでも

これからは

一人で行かなきゃ

もう二人の影は

遠くにあるんだ

気付けば

もう温度は

冷めているんだ


誤魔化せない

隠せない

速度は緩やかに

森の中に落とした

瞳から零れる

悲しみの声は

塞いだ両の手に

当たって砕けた


もう、いいよ

歩いていこうか

一人だけど

それでも

幸せだったよ


汚れた足元は

きっとそれだけさ

僕が歩いた証なんだろ


さぁ、いこうか

さようなら


立ち止って笑う君は

緩やかに手を振っていた