持ち上げた腕で

掻き消す音の波が

僕を包んでいく

ゆるく振った頭は

意識すらの呑んで

暗く沈んでいく

その光の海は

粒子の幕を作った


綺麗だったんだ

それはとても

まるで助かるって

救われるって

そう思ったくらい

この世界すらも

掌の上にある様で

どこまでも美しく

光を纏ってたんだ

眩んだ視界も

白む空も

茜の先を差したんだ


重い瞼を開けて

光が瞳に映る

きらきらと呟く様に

煌めいては飽和

僕の心に溢れた


ああ、きっとこれだったんだ

望んでいたのは


持ち上げた腕は

静かに明日を抱きしめた