綺麗に纏った嘘を笑って

君を奪う最後を

溶かせればと思った


醒ました君の声に

零した言葉すら今は

なんの意味も持たなかった


ゴメンと呟いても

細い首をコトリと傾けて

何も映さない瞳で

僕に話しかける

それが罪の全てだと

終わってから僕は気付いたんだ


失ったものに触れた指先は

みっともなく震えてしまって

それなのに触れたいのは

君の最後を見てしまったから


同じ言葉を何度も呟いて

免罪符を手に入れた僕の心は

君の許しだけを請うてるんだ


免罪符なんていらない

ただ触れたかった

君の言葉に触れたくて

君の声を聞きたくて


覚ました記憶の底には

冷たい温度を纏って

踊っている君がいたんだ



ごめん


ごめんね



もう失えない君の最後を奪って

僕がいなくなればよかったのにね