朝を待つ君の背を


何も言えず見つめる


優しいだけの言葉が


たくさんの棘となって


傷を広げていく



サイン


気付いてという声も


吸い込まれて消えるから


明るいだけの窓辺に


笑い声は溶けて


泣き声も耳を塞いで



サイン


手を伸ばして


一人はやめてと


君を抱きしめる腕を


私から奪う前に



いいの、と囁いて


膝を抱えた君の表情を


見ることができない


光は君を包んでいくから


離さないで


知らせて


君だけのサインで