抱えた苦しみを

吐き出すには遅い

転がっていく

私の声は弾かれた

この手を伸ばしても

今更だと嘲笑う


下らないと誤魔化せば

痛みはないのに

それでいいと云うから

また繰り返して傷付くんだ


息を止めて君の声を探せば

沈んだ海の底で

在る筈のない感情だけが

ゆっくり浮かび上がって

ただ私だけが泣きたくなる様な

そんな言葉が渦巻く


「いいんだよ」


「止まっても」


「泣いても、いいんだよ」


止めて

言わないで

抑えられない感情が

涙線を壊していく


まだ、やれるのに

まだ、止まれないのに

それでも君は言うんだろう?


「いいんだよ」って

泣きそうな私を抱きしめて

一緒に、泣くんでしょ?


ああ、もうどうせなら、いっそ。