分からない


文字の羅列が廻る


「君も、」って


紙の端を撫ぜた


黒のインクが滲む



誰かの考えが終わる


句読点に含めた


叫びが途切れた


「君も、」って


彼女は笑ったけど


知らないままの僕が


どれだけ苦しもうと


誰も知る事はないんだと


知るのは僕だけで



誰かの叫びが響く


紙片を破り捨てた


閉じたままの文庫本には


挿まれたままの栞


枯れた花が泣いた


滲んだ声を白紙に零した



アスファルトに触れる


君の温度を奪う


きっと終わるのは


誰かの声


「君も、」って


そう言った君も


いつかは終わるだろうけど。