携帯片手に


飛び出したのは空。


君は何処にいるんだろうね


探し回ってみたけど


それでも見つかるモノなんて


片手の数だけなんだ


「その中でさ、」


君は言ってたよね


少ない中にも


大事なモノはたくさんあるって


なら君を今すぐ見つけて


あの日の夢を叶えよう


初めても終わりも


君がいなきゃ意味を持たない


だからこそ踏み出した


ぐっと力を入れた片足を


思い切りあげて


駆けだした風の後ろに


君がいたことに気付いて。