片手に掲げた


槍を突き刺す様に


言葉に乗せた刃を


横に振りきってみる


どうするのか


僕の首を絞めて


泣きそうに歪めた表情を


歪んだ感情で見つめた



それでもいいよ


苦しんでも終わるなら


一度きりの夢を見ようじゃないか



誰かが叫んだのは


足跡探しを終えたから


面影すら思い出せない


君は誰を見つけたのか


知らないのに笑った


そうしてまた掴んだ


僕の首に指を添えて


歪ませた表情で



君は静かに泣いた