綺麗なモノを


掌で集めて


掻き抱いた腕は


視線を逸らした


真っ直ぐ見れない


誰かの足跡を


僕の手じゃ掴めなくて


知らないなんて


言えないもどかしさが


終わらない



それは最後


僕の瞳を伏せる前に


崩れていく心を


囁いた言葉で殺して


そうしたら眠る様に


全てを止めるから



呼吸も詰まる


その世界の果てに


君の面影を見つけた


滑り落ちた世界を


綺麗なままで


僕の全てを残して