触れたセカイの破片


私は最後の夢


失われる事なき、最後の夢


ハジマリもオワリも


触れては消えていく



歪んだ底に


貴方はいるの


動けない


立ち上がれない


俯いて


ただ、泣くだけの


か弱いヒト


それでも生きてるのは


その心の臓が動いているから


自らの意志よりも


全ての真理と秩序が


優遇されるべき序列



なら、落ちればいい


夢の中から出れなくても


幸せにはなれるの


その先に未来はなくても


幸せなセカイは


『ソコ』にもあるの



だけど気付かなければならない


この破片が示す


誰かの幸せは


ここにはない


だって全ては流されて


それが真実になるのだから