崩れかけた城壁は


小さな穴から全てを捨てた


誰かの正義を掲げ


名もないギセイがセイギに


刷りかえられていく絶望


ならば壊すしかないだろう?


何の為の命だ、なんて


知るものかと叫んだ



秩序なんてありやしない


最初から最後まで


それが世界の秩序に


落とされていく瞬間に


僕はその手を空に掲げて


振り下ろしたのは弾幕


幕を引いてあげようじゃないか


全て塗り替えて


噛み合わない歴史に


何を捨てたのか


僕は掲げてみせよう



誰がセイギだ


何がギセイだ


どれもこれも間違いだらけ


正解なんて何一つないじゃないか


正しいと吠える負け犬の


遠吠え背に勝ちとったのは


秩序と仮初の正義


それでも生きる為の命だと


僕は叫んでみせよう