開いた本を閉じて


ふと窓を見れば


雨が降ってて


薄暗い部屋に響く


音の数だけ


涙が零れた



明日なんて


いらないとさえ思った


それでも今日が


僕の背を追い抜いて


小さな背中を


包んでいくから


ゆっくり歩き出した


落ちた涙を見ないふりして



止められない音が


響く声が


軋む心を隠した


終わりを告げた口を


今もしも塞げたら


何か変わってたかな、って



それでも後悔はしてないよ


僕はこれでいいんだ


閉じた本を置いて


部屋を出れば


雨はもうあがっていた


歩き出した僕を


見守る様に