告げた唇が


少しだけ震えてたのは


きっと寒いせいで


白い息が空に消えてくのを


泣きそうになりながら


私は見送ったの



『離れても変わらない』


そう言った優しさは


今じゃ痛みでしかなくて


遠くなった距離に


心は引き裂かれそうな程


泣き叫んでいたの


でも見ないふりを続けて


流し続けた血溜まりが


薄く空を反射した



この祈りが届くなら


心だけでも救って欲しかった


曖昧な優しさをくれるなら


柔らかな拒絶が欲しかった


もう戻れないなら


進まなくてもいいように


光だけを映した瞳を


この鎖から引き離して



温もりを置いて


手を離して


キスした温度を


静かに沈めて



離れた心を


そっと慰めたの