優しくはなれないけど


それでも離れたくはなかった


君の傍にいることが


幸せだと思ったから



間違いだらけの僕の回答が


君をいつか傷付けることくらい


分かってはいたけれど


それでも笑いあえたなら


「それが僕の幸せだ」と


胸を張って言えたから



拒めない程に弱弱しく


許されない程に悲しい


そんな最後なんだね


僕等はきっと弱すぎたんだ


最後ですら泣けない程に



気付き過ぎてしまったから


僕等の未来に


幸せはないことに


何が最善なのかは分からない


それでもこの手を離したら


二度と戻れない事も


二度と隣り合わない事も


分かってる


それが僕等の幸せになること


僕等の未来になること



ごめんね、


気付けなくて


ごめんね、


君が泣いてたことに気付かなくて



だから僕はもう二度と


誰かを傷付けないよ


その目が濡れなくていいように


君が笑顔でいられるように



次もしも優しくなれたら


この空間が、この時間が


僕等の幸せになれば、いいね。