全てが美しく


全てが色鮮やかな


鮮烈に輝いた世界が


僕の視界を埋めたら


空は落ちていく


東の空を


夜の色で染めながら


赤を沁み込ませて


心を置いた



また一日が終わる瞬間


僕は君に伝えるだろう


今日が死んで


明日が生まれた時に


今日が全てを包んでくれると


心の何処かで信じながら



綺羅星は


まだ知らない


この夜空を


泳いだなら


囁く声の様に


全てが分かる気がして


刹那に消えていく


呼吸を止めた



全ては優しく


終わる時を待つ


色が混ざりながら


君の手を取って


鼓動の音を


片手に拾い上げたら



全てが素晴らしく


美しい世界の明日を


知る事が出来るから



だから、また


また、ね。