苦しくて


泣きたくて


それでも涙は出なかった



ポンコツな私の身体を叩いて


動かない頭の中で


何度も何度も繰り返した


それでも私の心臓は


言う事を聞いてくれなくて


零れ出したのは涙じゃなくて


苦し紛れに呟いた言葉だけだった



なんで動かないの?


なんで言う事を聞いてくれないの?


私の身体でしょう?


私の心臓でしょう?


なら、私に従ってよ、って


後何度言えるんだろう



きっともうすぐ終わるけど


嫌いではなかったの


こんな身体でも


少しは幸せで


私がいなくなっても


世界は変わらないから



大好き、と呟いた言葉を


掌で隠したの