轍を踏み締めて


跡を知らない雪を歩く


きっと戻れない


思いを隠しただけの痛み


君は知らないまま


涙を流すから


だからこの轍を踏ませぬよう


僕は後ろを振り向かない


君だけは幸せに


苦しみからも悲しみからも


僕が守ってあげるから


だから君だけは


君だけは、


この道を歩かないで


もっと綺麗な雪の上で


君は静かに散らないで


終わりを迎える時は


誰よりも幸せであって、