知らない事を重ねて


重力に逆らった


真っ逆さまの世界は


少しだけ赤く色付いていた



終わりを迎えるたび


泣きそうな色をした瞳で


何度も瞬きして


ぱたりぱたりと零れる雫が


空に浮かんでいく様な気がした


誰の終末の声だったのか


幕を引く時まで知らないまま


地面に転がった最後を


僕と君で拾い上げた



正しい事が悪なら


僕はきっと僕の正義を貫くだろう


泣くのは後でいい


ただ悲しいままは嫌だった


振り上げた拳の痛みが伝わるなら


僕にも伝わればいいと


何度もそう思うくらい



重力を知らないまま


浮かび上がる僕と君は


きっと重く深い罪人


それでも君が僕の正義だから


後悔はないのだと思う