睨みつける


その先に佇む黒い影


私の罪を裁くのは


誰も知らない均衡と


空を失った海


光の届かない世界が


洗い流せるだけの罪なら


罰なんていらない


苦しいまでの枷をつけて


沈み込む大地に踏み出す


黒い感情は歪んで


視界をぼかす様に


霧の囲む遮断の森は


色のない海を漂って


私の罪ばかり深くする



嗚呼、最後に見えた


私の両の眼が捕えたのは


貴方を落とすこの両手だけだった