錆びた空を呑み込んで


血を吐いた様な色が


ぐしゃりと潰れて


この手の中で裂けた、


様な、気がした


陰気な空気を吸って


感情が抜けた息を吐く


呼吸が詰まる喉を


両の手で締め付けて


鳴らない警鐘を放る


放物線が描いた空の色は


誰も知らない色をした


死人花の色だった


引き攣る喉の奥で呑んだ息を


少しずつ吐き出す様にして


誤魔化した感情を


外に押しやった


知らない、知らない、分からない


この両の手が潰したのは


私の喉なのか


それとも、


誰かの希望だったのか