一雫だけ掬って


取り零した痛みの数だけ


絶望がある事を知った


自分だけじゃないと


膝を抱える事も出来ず


悲しみばかり先立って


いつも僕は置いてけぼり


それでも確実に感じたのは


幸せと苦しみの重さで


眩暈の様な空の青さが


痛みを知らない心に見えた


きっと誰も気付かない


曇天の空が覆う闇に


そうして落とされた傷跡が


いつか癒える時までに


僕は悲しみを拭えるだろうか



この痛みの海の中で