戦うその少年は


憎悪を湛えながら


剣を振るう


切りたくないのに


戦いたくないのに


誰かを殺めなければ


少年は生きていけなくて


痛みから逃れる様に


両の手を血で濡らした



きっと誰の声も届かない


知らない言葉を聞く度


耐えがたい程の憎しみに


覆われるから


全てから解放される為だけに


その剣を人に向ける


その瞳には涙を湛えて


少年は心に血を流す



許されない事など


最初から分かってる


それでも生きる為に


誰かを傷つけなければいけなかった



許されなくていい


許しなど最初から請うてない


ただ、生きる為


それだけが今の僕の道標だから


少年は剣を高く掲げて言う



哀しみと憎しみを瞳から流しながら