世界の何処かで


誰かが泣いた様な


そんな、気がした



影に隠れる様にして


手を翳して目蓋を覆う


形があるなら幸せだった


形が無い不明瞭な物ほど


怖くて仕方ないから


焼ける様な痛みばかり


僕の心の中を広がるから


だから僕はきっと


誰かに救ってほしかったんだと


そう、思う



悲しいよね


人は救う事が出来るのに


傷付けてばかりで


哀しみも喜びも


心の何処かに埋もれてしまった


きっと痛いんだろうね


また誰かを傷つけたんだろうね


そしてまた、諦めるんだろうね



きっと誰にも救えない


救いなどありやしない



ほら、また。


世界の何処かで


誰かが泣いた様な


そんな、気がした