『ドレミ』と音を紡いだら


唄い始めるのお人形


『唄をお一ついかが?』と問えば


嗤い始めるブリキの人形


きっとそれには意味は無い


それでも唄い続けるお人形


唄う意味は無かろうと


唄に意味は有ると信じて紡ぐ


『唄う事は馬鹿でも出来る』


そう云ったお人形を


ブリキは滑稽、滑稽と嘲笑!!


それでも尚と、唄を紡ぐ


瞬間ブリキは問うてみた


『ならばお前の唄う意味は?』


お人形は唄を止め云う


『意味が無ければ唄わないのか?』


ブリキは嗤った


それには本当に意味は無かった


それでも唄は何かを救えると


お人形は信じた


きっと今でも信じている


ブリキは嗤った


何もしない自分に云うべき言葉は何も無いと


ブリキは笑った