★Triangle★ 聴力は高音域から衰える! | トライアングル【アーカイヴ】

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2011年7月にブログを開設し、2016年6月に最後の更新をするまでの、トライアングル・ブログのアーカイヴです!







 後年、耳がよく聞こえない中で、

あれほどの交響曲を作り上げたベートーヴェン。


 人間の持つ可能性というものを痛感するようなエピソードですが、

こうした音楽家が聴力を奪われるというのは、

どれほどのことかとも考えさせられます。


 また最近は、ウィルスや血流、ストレスなどが

関わっているのではないかとされる突発性難聴が、

高齢層だけではない世代にまで広まってもいます。


 聴力の衰えは自覚がないだけで、

ほとんどの人が既に30~40代には始まるとされています。

 他にも日常的に大騒音に囲まれている人は、

聴力の衰えが早いともいわれます。




どこまで聞こえる?耳年齢テスト


 インターネットの動画に、耳年齢テストというのがあります。


 通常、医療機関での聴力検査は、8000Hz以下の音で行っていますが、

この耳年齢テストは、8000Hz以上の音を1000Hz刻みに

20000Hzまで、おおよその耳年齢を音と共に表示します。


 その音は、俗にモスキート音と呼ばれる

「キーン」というような高周波ですが、

この動画によると、10000Hz以上の音は60代を過ぎると聞こえなくなり、

50代でも12000Hz以上になると聞こえないという基準です。

 さらに40代は15000Hz以上、30代は16000Hz以上が聞こえないそうです。


 あくまでも目安とはいえ、この動画の自分の年齢のあたりで、

音が本当に聞こえないことを実感すると、

年を取ることがちょっと恐くもなります。





高音から聞こえなくなってくる!

 年齢が高くなるほど、高い音が聞こえなくなるのはなぜでしょうか。


 耳の中で音を感知するのは、

耳の奥で蝸牛と呼ばれるカタツムリ状の器官です。





 蝸牛はたくさんの有毛細胞から成り立っていて、

その毛の部分で音の振動を脳に伝達しているのです。


 この有毛細胞は手前にあるものほど高い音を感知し、

奥に行けば行くほど、低い音を感知するようにびっしりと並んでいますが、

どの音域もまず手前の高音を感知する有毛細胞を通過するため、

時間が経つにつれて手前側から毛が折れたり、

細胞が剥がれ落ちるなどのダメージを蓄積するとのことです。


 そしてこれが、年齢を重ねるほどに、

高音が聞き取りにくくなる理由とされています。





¢大音量は控えめに!


 蝸牛のことを考えると、

常に騒音に晒されている環境で過ごせば、

有毛細胞の損傷が激しく、また猛スピードで進むことがよくわかります。


 静かなアフリカの平原に住む原住民は、

若い世代と高齢者の聴力検査の平均値に、

あまり差がない結果を得たという報告もあります。


 若者が大音量のライブハウスに頻繁に出かけたり、

ヘッドホンで音楽を爆音で鳴らすような行為は、

有毛細胞の寿命を早めるかもしれませんし、

都会では当たり前の騒音というものが、

私たちを早く老いさせるといえるかもしれません。


 静かな環境で、ゆっくりと暮らしたいものです。




 佐藤さんと加藤さんを、聞き間違えることはありませんか?



 実は、カ行サ行タ行などの子音は、

この高周波域に属する摩擦音や破擦音であったりします。

 このため母音のア行は比較的聞き分けられるようですが、

高齢になるほど子音が聞き取れなくなるようなのです。


 また、この母音が聞こえて子音だけが判別できないことが、

聴力の衰えを自覚できない遠因ともなります。



 サ行やタ行は4000Hzを中心に、

カ行やパ行が2000Hzを中心に分布するようですから、

聴力検査で自身の可聴域を知っておくことも大切ですね。














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