ナトリウム不足は、体に様々な問題を起こしますが、
日本では古来、味噌やしょう油といった塩分が、
食事に自然に取り込まれている文化ですから、
あまり不足することはないといえるかもしれません。
ところが今度は、日本人の塩分過剰摂取が問題となってきます。
厚生労働省の推奨する食塩の一日摂取量は、
成人男性9g未満、成人女性7.5g未満とされています。
また、高血圧治療を要する人は、
2009年の高血圧治療ガイドラインで6g以下です。
実は、ここで困ったことがあります。
WHO(世界保健機関)では、世界の人の食塩摂取量は、
一日5g以下とするように勧告されているのです。
私たちはどうしたらよいのでしょうか。
塩分を必要以上に摂り続けていると、
私たちの体はどうなるのでしょうか。
まず喉が乾きます。
ナトリウムは体でカリウムと結び付きながら働くため、
塩分過剰となれば当然カリウム不足となります。
ただ体は体内塩分を一定に保とうとして、
濃度を薄めるために水分を使うことから、喉が乾くのです。
そして体内の水分が塩分濃度を薄めるために使われると、
汗や尿は少なくなりますが、その分、
血液量が増えて高血圧の状態となります。
さらに増えた血液は、毛細血管で溢れ出し、
本来なら血管に戻るはずの水分が、そのまま細胞内に残ります。
これがむくみなのです。
つまり、この状態が慢性化すれば、
生活習慣病のリスクが高まることになるわけです。
様々な食品の摂取目標が定められ、食品には
エネルギーや脂質など「栄養成分表示」が義務づけられています。
ところが、食塩の含有量は書かれておらず、
最終的に体が必要とするナトリウムの記載となっています。
ナトリウムは食塩に含まれる成分のひとつですから、
ナトリウム量で一日の塩分摂取量の目安とすることはできません。
そのため、ナトリウムがすべて
食塩からのものであると仮定したときの換算式もありますが、
少し複雑なため、この換算式を単純化させた考え方が登場しました。
つまり、ナトリウム量の約2.5倍の食塩が使われていると考えれば、
概ねこと足ります。
これなら商品棚から商品を手に取ったときの、
ナトリウムは基本的にカリウムと一緒に働くわけですので、
カリウムは果物類に豊富で、
暑さで汗をかき体が疲れると、
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