★Triangle★野草の力ここにあり - ケイヒ | トライアングル【アーカイヴ】

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2011年7月にブログを開設し、2016年6月に最後の更新をするまでの、トライアングル・ブログのアーカイヴです!

  
  



ケイヒ
常緑低木 【クスノキ科ニッケイ属】  長さ: ~10m    花期: 5~7月頃
【日本では日本肉桂が栽培されている】
 有効成分:  ケイアルデヒド、タンニンなど
食用: 洋菓子などにシナモンやニッキが使われる

 アップルパイやシナモンロール、カプチーノなどに欠かせないシナモンの香り。そして八つ橋に使われるニッキ。
 これらは食用に用いられるシナモン系のケイヒであり、セイロンニッケイなどのインドネシア産をシナモン、日本肉桂から採れるものをニッキという。

 


 日本肉桂の樹木自体は、江戸時代の享保年間に伝わり栽培が始まったとされるが、ケイヒはそれ以前に、遣唐使が「桂心」として既に持ち帰っており、正倉院にもその記録が残る。
 以来、薬用として珍重されて漢方生薬として用いられてきた。




 この薬用のケイヒは、シナモン系に対しカシア系という。
 カシア系はシナニッケイなどの中国産・ベトナム産が中心で、シナモン系より辛みが強く甘みも少ない。
 まさに「良薬口に苦し」といったところだが、そこまでの差異もなくニッキもシナモンよりは辛い。


 漢方生薬としての薬性は「温・熱」、また薬味は「辛・甘」で、体を温めて血行を良くする働きが知られているが、古代バビロニアや古代エジプトにも記録が残り、太古から世界各地で薬や香辛料とされてきたことも伺える。


 このように中医学・西洋医学ともに利用されているケイヒは、近年、毛細血管を構造的に安定させ、老化防止に役立つことも期待されているという。


 もう2年ほど前にテレビで、桂皮エキスが女性の大敵ともいえる「シミ・シワ・たるみ」を始め「抜け毛」などにもいいとされ、未だその人気は衰えていないといえよう。


 とはいえケイヒは、実は日本人にとってはとてもなじみ深い。
 というのは、正月のお屠蘇の元となる「屠蘇散」に、他の薬草と共に配合されているからだ。
 いわば、効能に優れながら、味・香りにもまた優れている希有な生薬といえる。


 



 
  
  
  

生薬名: 桂 皮(けいひ)

健胃、発汗、解熱、鎮痛など

※6~7月頃、皮を剥ぎ天日で乾燥



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