ケイヒ
常緑低木 【クスノキ科ニッケイ属】 長さ: ~10m 花期: 5~7月頃
【日本では日本肉桂が栽培されている】
有効成分: ケイアルデヒド、タンニンなど
食用: 洋菓子などにシナモンやニッキが使われる
アップルパイやシナモンロール、カプチーノなどに欠かせないシナモンの香り。そして八つ橋に使われるニッキ。
これらは食用に用いられるシナモン系のケイヒであり、セイロンニッケイなどのインドネシア産をシナモン、日本肉桂から採れるものをニッキという。
日本肉桂の樹木自体は、江戸時代の享保年間に伝わり栽培が始まったとされるが、ケイヒはそれ以前に、遣唐使が「桂心」として既に持ち帰っており、正倉院にもその記録が残る。
以来、薬用として珍重されて漢方生薬として用いられてきた。
この薬用のケイヒは、シナモン系に対しカシア系という。
カシア系はシナニッケイなどの中国産・ベトナム産が中心で、シナモン系より辛みが強く甘みも少ない。
まさに「良薬口に苦し」といったところだが、そこまでの差異もなくニッキもシナモンよりは辛い。
漢方生薬としての薬性は「温・熱」、また薬味は「辛・甘」で、体を温めて血行を良くする働きが知られているが、古代バビロニアや古代エジプトにも記録が残り、太古から世界各地で薬や香辛料とされてきたことも伺える。
このように中医学・西洋医学ともに利用されているケイヒは、近年、毛細血管を構造的に安定させ、老化防止に役立つことも期待されているという。
もう2年ほど前にテレビで、桂皮エキスが女性の大敵ともいえる「シミ・シワ・たるみ」を始め「抜け毛」などにもいいとされ、未だその人気は衰えていないといえよう。
とはいえケイヒは、実は日本人にとってはとてもなじみ深い。
というのは、正月のお屠蘇の元となる「屠蘇散」に、他の薬草と共に配合されているからだ。
いわば、効能に優れながら、味・香りにもまた優れている希有な生薬といえる。
生薬名: 桂 皮(けいひ)
健胃、発汗、解熱、鎮痛など
※6~7月頃、皮を剥ぎ天日で乾燥
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