まず、これから行きましょう。patients
Patients were treated. と言っても、けっして「患者らは治療された」とはしないでください。
「患者(ら)を治療した」です。基本的に自分たちがしたことを文にしています。英語が受け身を多用するのは、もしWeで文を始めたら、we ,,,we,,,,we,,,という単調なものになるからだと思われます。
A patient was treated.
The patient was treated.
Patients were treated.
The patients were treated.
さて、文法的にはどれもありそうですが、医学の文献ではこのうちの2つはありえくにいのです。それはなぜでしょうか。
このうち、あるのは、The patient was treated. と Patients were treated.
医学の文献で多いのは症例報告と、臨床試験です。
症例報告は一人の患者について書いてあるのがふつうです。最初に患者の紹介があって、それからその患者をどうしたかを書くのですから、どこの何某かわからない患者を治療したと書くことは基本的にありえないわけです。
臨床試験では多数の患者を対象とします。対象となった患者はみなわかっているはずですから、
The patients were treated.となりそうですが、作業手順の無冠詞と言って、
今どの段階に入っているかだけに注目してもらうために、あえて定冠詞をつけません。