カブターハーキュリーズ(ヘラクレスオオカブト 雄型)

 

カブターエルキュール(ヘラクレスオオカブト 雌型)

 

 

 

 

【製作概要】

Webzaod2022って企画に参加するために製作しました。

既に1年以上経ってしまいましたが紹介します^^;

 

●カブターハーキュリーズ

ハーキュリーズはラテン語のヘルクレス(Hercules)の英語読みです。

 

↑写真左の緑色したカブトムシはセリアに売っていた玩具です。

なんとなく買ってみたら出来の良さにビックリ、ゼンマイ歩行だけでなく、頭角(小さいツノ)の上下運動、羽の開閉運動など動くところが多い。さらにゼンマイがゾイドの物より持続力こそ短いもののその分スピーディーでパワフルです。

このセリアカブトをベースにカブターとミキシングしたのが今作です。

製作にあたり、ガワを着せ替えるだけで行けそうな気がしていましたが、実際はそう上手くはいかず中々大変でした。

 

●胴体

セリアカブトのゼンマイを入れるためにカブター骨格の内部を削り、さらに幅と長さを延長しました。これにより通常カブターより一回り大きくなったのですが、後述の雌型と良い対比になりました。

 

●頭部

カブターの動力ギミックでは頭角だけを上下させるのですが、セリアカブトは頭部ごと上下させます。

そっちの方が自然だと思ったので、カブターの頭部を胴体から切り離し、セリアカブトのギミックを流用させました。

装甲はカブターの頭部装甲を逆さにして使いました。頭角はラプトリアの爪を流用しました。

適当な針金の先端にレジンの雫を付けて硬化させ、触覚も作りました。

 

●脚部

セリアカブトの脚部根元にカブターの脚を接着しました。姿勢が低くなってよりカブトムシらしいシルエットになったかと思います。

 

●胸角(大きいツノ)

カブターの胸角を流用加工し、刃部分は何かのガンプラジャンクからとってきました。

 

●翅

一番大変だったかも。当初はセリアカブトの翅を流用していましたが、最終的にはほとんど自作部のみになりました。

翅の開閉連動はかなり軽い力で動作しており、少しでも摩擦があると上手く動かなかったので干渉部を無くすためにどんどん大きくなりました。

 

●カラーリング

ヘラクレスオオカブトの青色個体と参考に、前翅をタミヤのパールブルー、他はモチーフに準じた色で塗ってみました。

 

●カブターエルキュール

エルキュールはヘラクレスのフランス語形(Hercule)

 

生き物って雌雄で見た目や大きさが異なる事って珍しくないじゃないですか。

例えばゾイドの○○ライガーってタテガミがあるので、ただのライオン型じゃなくて厳密にはライオンの雄型だと思うんですよね。そういう雌雄の概念をゾイドに取り入れてみたいってずっと思っていました。

ハーキュリーズを作りながらその事をふと思い出し、あぁ今作っているのもカブトムシの雄型だと思ったんです。

雌雄の違い(性的二形)が大きいのもカブトムシの特徴なので、雌型も作る事にしました。

 

●ベース

カブターをベースにちょこちょこ修正した感じです。急な思い付きで企画〆切りもあったのでハーキュリーズに比べて手抜きです^^;

 

●頭部

カブターの口が動く連動ギミックを流用して首を前後に動かすように作ったんですが、最終的には上手く動作しませんでした。装甲は雄型同様に装甲を逆さにしてパテで整えて作りました。

 

●翅

雄型とある程度見た目をそろえる為に、カブターの翅を加工してそれっぽくしました。

 

●武装

雄型は角での近接戦闘用なので、雌型は火砲による遠距離支援機としました。

カブターは背中がガバッと開くので、背中の内側へ格納できるようにプラ棒で砲身を作りました。

 

 

雌雄の外見だけでなくゼンマイ動力も差別化されて、雄型は雌型に比べてパワフルに前進します。

動画はこちら

 

 

 

【感想】

急な思い付きでしたが、前々から思っていた雌雄のゾイドを作れて良かったです。

雄・雌で考えればモチーフの数は2倍!

夢が膨らみます^^