未塗装時
【キット名称】
ZOIDS ゾイドワイルド ZW36 ライジングライガー
【キットレビュー】
ゾイドワイルドZEROの新主人公機ゾイドです。
ライジングライガーの大きな特徴は装甲に金色の塗装がされている事です。
金メッキという感じではなく、粒子感強めの落ち着いた金で重厚感があります。
金色のプラの上に塗装されており、武器を取り付けるハードポイントには塗装がされていないため、塗装剥がれを気にせずに武器の付け外しが行えます。
さらにタテガミの可動部にも塗装がされておらず、可動を阻害することもありません。
丁寧な塗装で塗り残しなどもなく、パーツごとに個包装されており箱の中で擦れて剥がれない配慮もされています。以前にバズートルのバイザー塗装を落とした際はラッカー溶剤でかなり擦ってもなかなか落とせなかったので塗膜強度もありそうです。
残念ながら背部ユニットは塗装されておらず金プラです。
赤いパーツの成型色はツヤのあるメタリックレッドで綺麗です。
シルバーのパーツは少し渋めの色で骨格だけみると結構地味なのですが、そこに派手な装甲が加わる絶妙な感じが魅力的です。
ワイルドブラストギミックはビーストライガーと同じ2段階、弾倉の回転・キャノンの前後運動・クローの上下運動と3つの動きがあり、素晴らしいです。
素組でもとても格好良いゾイドなのですが、アニメCGと比べると結構色が足りません。
特に脚部装甲は黒の差し色があり、パーツの解釈が変わるほどです。
ここらへんは紙シールとかでの対応でもよかったんじゃないかなと思います。
【塗装の初期イメージ】
シルバーなんかを足してもっと派手にしようかとも思ったんですが、アニメCGをよくみると部分塗装するとかなり印象は変わりそうな事と、骨格回りの渋さと装甲の派手さのギャップが良かったのでアニメ準拠に塗り分ける事にしました。
武器セットが余ってる事もあり、武器は派手に塗って装備させる事により印象がかわるようにしました。
≪ワイルドブラストユニットの分解≫
※この写真はあまり参考になりません。
塗装の為に分解しました。
赤プラ部分と金プラ部分の2層に分かれており、パーツの数は多くないものの、直観的にわかりにくい部分が多いです。各パーツを外す前に都度写真を撮っていかないと元に戻せなくなる可能性がかなり高いです。
分解前にタテガミブレード取り付けパーツの写真とバネに圧力がかかる力の方向を確認しておくと組み立てる際にわかりやすいです。
まず金プラの上パーツを外すのですが、この際は逆さ(赤プラを上)にして外した方が良いです。そうしないと1つパーツが外れてしまいます。
↑の写真は逆さにせず外した際の写真ですがギアがひとつ外れています。
またこの状態ではうまく組み立てる事が出来ないので、最後に組み立てる際も上下逆の方がやりやすいです。
※分解は自己責任でお願いします。
≪塗装済み金パーツ≫
部分塗装はエナメル塗料でしようと思いましたが、はみ出しを拭き取る際のエナメル溶剤で金の塗膜にダメージを与えてしまう可能性もあったのでまずラッカーの光沢トップコートを拭きました。
黒の差し色はタミヤエナメルのフラットブラック。金塗装とツヤ感がかわり良い感じです。もともとツヤありのブラックで塗ってみたのですがちょっとチープな感じがしたので落としてフラットブラックに塗りなおしました。塗り方のコツは下部の【自分用メモ】を参照してください。
タテガミの三角部分はアニメCGをみると少し色の違うゴールドだったのでミスターカラーゴールドを塗りましたが、あまりわからないですね。
スミイレは塗装部分はスミイレ用エナメル黒、ハードポイントなど未塗装部分はリアルタッチマーカーの黒で行いました。
≪背部ユニット金プラ≫
黒サフ→タミヤゴールド→光沢トップコート→エナメルクロームシルバー・エナメルフラットブラックで部分塗装。
≪骨格パーツ≫
黒サフ→タミヤガンメタル→エナメルフラットブラック・エナメルクロームシルバー・タミヤゴールドリーフで部分塗装→エナメルスミイレ黒でスミイレ
普段この骨格の成型色は基本的に塗装無しにしていましたが、装甲の主張が強くて受け止められていない印象だったのでガンメタにしました。
↑の写真では光って明るくなってしまっていますが暗めのガンメタです。
シリンダー部分の部分塗装にフラットブラックを使ったら光沢の有無で変化を付けられて良かったのでトップコートはしませんでした。(普段だったらつや消しか半光沢でトップコートします。部分塗装前にすればよかったかも)
ワイルドブラストユニットを乗せるパーツはPOMという難塗装素材の可能性があったのでガイアのメタルプライマーを塗ってから塗装しています。
≪赤パーツ≫
黒サフ→タミヤゴールド→タミヤクリアレッド→光沢トップコート→タミヤエナメルブラック・タミヤエナメルフラットブラックで部分塗装→タミヤエナメルブラックでスミイレ
前々から試したかった金下地のキャンディーレッドにしてみました、中々良い感じです。部分塗装とスミイレは光沢が似合ったのでツヤ有ブラックで、脚部のフィンみたいなパーツは金装甲に繋がる部分をフラットブラックにしました。タミヤのラッカースプレーはエナメル塗料で溶けるものがあり信用できないので先にトップコートしました。
≪爪・弾倉パーツ≫
黒サフ→タミヤシルバー→タミヤブライトガンメタル→弾倉の弾部分にタミヤエナメルゴールドリーフで部分塗装→エナメルスミイレ黒でスミイレ→半光沢トップコート
ガンメタ系は隠ぺい力が低く下地で色がかなり変わります。灰サフでも良かったんですがシルバーだとどうなるか試したところ理想的な色になりました。
≪牙・ブレード・キャノンパーツ≫
黒サフ→タミヤシルバー→(ブレードとキャノンのみ マスキングして黒サフ→タミヤメタリックグレー)→エナメルスミイレ黒でスミイレ→半光沢トップコート
もともとシルバーのみで考えていましたが、アニメCGよく見ると塗り分けがあったので部分塗装までスプレーで行いました。予定に無かった事だったので塗膜が厚くなってしまいブレードは2段階目ギミックが潰れてしまいました^^;
≪頭部穴埋め≫
恐らく今後コロコロで応募者有料サービスにて販売されるキットのための物なのか、顔の側面に穴があいていて結構気になります。
武器から切り取ったハードポイントで埋めてみました。
上だけキャンディーレッドにしてワンポイントにしてみました。
≪追加武器≫
不要なハードポイント除去、砲身部のみ裏の肉抜き埋め→黒サフ→タミヤシルバーエナメルクリアレッドで部分塗装→光沢トップコート
【感想】
いつもはツヤをそろえているので最後にトップコートをしますが、今回は光沢とツヤ消しで各部塗り分けたのでトップコートをしなかったり、間に挟んだりとかなり怪しい手順になってしまいました。次からは先にイメージしてから計算します^^;
追加武器は装備させる事によりイメージがかわるようにしたかったのですが、正直イマイチ。
ゴールドにすれば合うんだけどそれじゃつまらないし、難しい・・・・
まぁなにはともあれ、中々格好良くなったと思います^^;
【自分用メモ】
●そこそこ広い面の筆塗り部分塗装がまぁまぁ上手くいったのでやった方法を整理して復習。
塗料は薄めに溶いて筆に多めに乗せてパーツに塗る(乗せる感じ)と表面張力でムラが消える。それを完全に乾かしてから何回か重ねる。重ねる際は下の塗料が筆でこすり取られないようにできるだけ少ない回数で決める。ただ、エッジ部には塗料が乗らないので先に濃い目の塗料で塗っておく。
●光沢のあるラッカー塗料で塗装した上に行うエナメル部分塗装は全然食いついていなくて結構簡単に剥がれる。擦れやすい部分にはヤスリ掛けが必要かも。
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