ゾイドワイルドZERO　スナイプテラの塗装に挑戦！

未塗装時（別売り武器装備済み）

【キット名称】

ZOIDS ゾイドワイルド ZW29 スナイプテラ

 

【キットレビュー】

ゾイドワイルド１期から通して初の飛行型ゾイドです。

ビーストライガーと同じ中型機なのですが、翼を広げるとかなり大きいです。

特徴的な大きな顔もあって、中型機とは思えません。

動力ギミックが素晴らしく、歩行形態・飛行形態で全く違う動きをするのには驚きです。

バイザーの塗装や成型色もよく、キット単体でみると素晴らしいゾイドです。

 

が・・・・・・・

 

不満点もあります。

恐らく今までのゾイドワイルドの中でアニメＣＧとキットの差が一番大きいです。

アニメでは細身ですがキットは少し太っています。これは電池・モーターやタイヤのせいで仕方ないですね。賛否両論のタイヤはアニメでは小ぶりで目立ちません。

アニメとキットで色が全然違う箇所が結構あるのですが、アニメ基調だと色数が少なくやや地味になってしまうので、子供向け玩具のゾイドではこの点もしかたないかと思います。

ここまではまだ良いのですが、アニメとキットでは翼の印象が全く異なります。

アニメでは翼の先端まで骨格があり刃のような部分もあるのですが、キットでは途中から翼と一体成型で同化しています。キットでは翼に穴が開いているのですが、アニメでは塞がっています。ジェットエンジンも翼と同化してしまっていて、なんだかよくわかりません。

 

また、これは仕方が無いと思える事なのですが、スナイプテラは変形する事とモーター駆動時の動きが大きい事から、別売り武器をそれらに干渉しないように装備させる事が以外に難しいです。

 

今までのゾイドがアニメＣＧとほぼ同じだっただけに、スナイプテラはアニメと比較すると少々物足りなさを感じてしまいますが、大きさ、２形態への変形、飛行型と他に無い特徴が詰まっていて良いゾイドだと思います。

 

【塗装の初期イメージ】

成型色が良かったので残せるところは残して、アニメ配色を参考に塗り分けしようと思いました。折角武器セットを買ったので、可動を邪魔に干渉しなように取り付けることにしました。

 

≪骨格回りのシルバー・グレーのパーツ≫

黒サフ→パーツによりタミヤブライトガンメタル、ライトガンメタル、シルバー→タミヤエナメルクロームシルバー、ゴールドで部分塗装→スミイレ→つや消しトップコート

可動部がごちゃごちゃしてる感じだったので、骨格と似た色にしてすっきりさせました。

アニメでもそんな感じです。

ですが全てでは少々地味かと思い、アニメより少し派手にしようと思いシルバーに塗った部分もあります。

グレーのパーツは塗料が乗りにくい材質のようで、プライマー処理したほうが良さそうです。

タイヤとそこから後ろ脚に伸びているパーツ、つま先パーツはブライトガンメタル

翼の根元周りはライトガンメタルです。

 

≪付属武器・別売り武器≫

黒サフ→タミヤシルバーリーフ→エナメル黒でスミイレ→半光沢トップコート

プテラ本体がやや地味になるかと思ったので、シルバーにしました。

 

≪装甲パーツ≫

翼の骨格部　黒サフ→タミヤメタリックグレー→エナメルクロームシルバーで部分塗装

翼の表　ミスターカラーブラック、シルバーで部分塗装、リアルタッチマーカーグレー３でスミイレ

翼の裏面　黒サフ→タミヤブライトガンメタル→エナメル黒でスミイレ

ジェットエンジン　ミスターカラーシルバー、ガンメタルで部分塗装

翼中間のキャップ造形　ミスターカラーゴールドで部分塗装

トサカ　黒サフ→タミヤメタリックレッド→タミヤマイカレッド→エナメルクロームシルバーで部分塗装→センシングビジョン部分にタミヤシャインシルバー→アクリジョンクリアーグリーンー→スコープクレスト部分にタミヤシャインシルバー→エナメルクリアオレンジ

仕上げ　つや消しトップコート（クリア塗装部分はマスキング）

 

≪翼の穴埋め≫

翼に穴が開いているのはどう考えてもおかしい。塞ぐことにしました。

アニメの翼裏の発光を表現するためにクリアーブルーのレジンを使ってみることにしました。

レジンはセリアの速乾タイプです。

色々試しましたが上手く行かず、最後は型取りせず裏側にプラ板をマステで貼って直接レジンを流しました。

取り出す際に翼を傷める可能性があるのでやっちゃいけない方法ですねこれ＾＾；

　取り出したレジンの表にだけタミヤのシャインシルバーを塗って、さらにガンプラの足裏モールドを複製したレジンを貼りました。

シャインシルバーを塗ったのは、裏面が光ってみえるようにと、モールドが裏から見えないようにです。

表だけ黒サフ→タミヤブライトガンメタル→エナメル黒でスミイレ、接着してこんな感じ。

悪くないかなと思います。

裏はこんな感じ。

レジンが厚くなっちゃたのと遊びが無く隙間が結構あいてしまってイマイチ＞＜

まぁ見えないからいいかな。。。

穴の開いていない下の▼はシャインシルバー→アクリジョンクリアブルーで塗装しています。

 

【感想】

成型色良かったので当初はスミイレ+部分塗装+トップコートの簡単仕上げにしようと思っていましたが、翼の穴埋めに時間がかかってしまいました。

ですがあれこれ試行錯誤して、レジンへの理解が深まったのは良かったです。

武器を盛ったのもほぼ初めての体験。

可動時の干渉やプロポーションの維持を考えると、難しくもあり楽しくもありました。

ただ、ワイルドのゾイドは○○解放という必殺技があるのに、それより強そうな武器を載せると○○解放の存在価値が無くなってしまうようで少しモヤモヤします。

まぁ小難しく考えないのが正解でしょうね＾＾；

 

【自分用メモ】

●レジンは薄いと結構曲がる。ただ強度はあるのでかなり薄くてもいける。

●レジンは熱で曲げられる。

●クリアカラーのレジンは厚みがないと色が薄い。

●シリコン以外の型取りにはシリコンスプレーを型に塗っておくと取り出しやすくなるらしい。

　ラッカー塗料を塗っておくのもアリらしい。