ウェザリング前
未塗装時
【キット名称】
ZOIDS ゾイドワイルド ZW28 バズートル
【キットレビュー】
ガノンタスのリデコなのですが、トゲトゲした装甲が実にワニガメらしく、バイザーや豊富な火器もあって印象がかなり異なります。
ガノンタスの本能解放は完全に隠れていた砲身が中から出て来る事で見た目の印象を大きく変えますが、バズートルの砲身は初めから露出しています。
別形態への移行という点でのインパクトはガノンタスに劣りますが、砲身が見えている事で武骨な感じが出ていて別の良さがあります。
また、ガノンタスの本能解放は甲羅がガバッと開くのに対し、バズートルの兵器解放は甲羅の開き具合を調整する事ができるので最小限に開いて現実感のあるフォルムに収める事ができます。砲身の長さも異なり、似ているようで全く印象の異なるギミックになっています。
成型色もミリタリー調で素組でも十分恰好良いです。
【塗装の初期イメージ】
ミリタリー感を高めるように、似た色のティーガー戦車をイメージして塗装する事にしました。
足なども装甲色に塗装し疑似装甲を増やす事に。
バイザーは一旦除去してクリアで作り直し、発光ギミックも付けたいなと思いました。
武装過多はあまり好みでないので背中左右の火器はオミットします。
≪バイザー除去・発光ギミック≫
繋がり目バイザーも悪くはないのですが、目はそれぞれ分けたほうが格好良いと思い、模型用彫刻刀で掘って除去しました。
丸刃で掘って平刃で直線出し、ヤスリで仕上げという感じです。
失敗したらパテで直せば良いくらいの軽い気持ちで行うのがコツですね^^;
回路作りは前回に比べて格段に上手くなりました。
3Vボタン電池に赤色LEDを2灯並列、ロックスイッチ、各LEDにはCRDを履かせました。
メンテ性を考えて配線は外に出すことにしました。バズートルは装甲が多いので目立たないのですが、赤黒平行ケーブルの赤が少し目を引くので熱収縮チューブで隠しました。
スイッチは首元装甲下、電池は腹下につけます。
バイザーはダイソーの赤色暗記下敷きにスマホ用の電源OFF時に鏡面になる液晶保護シートで自作しました。
バイザーで隠れるので目はクリアで複製せず、目玉取り付け穴を拡張してLEDを裏からそのまま出しています。目の周りはタミヤのシャインシルバーを塗っています。
LEDは発光部に400番のヤスリを掛けてやると、光が拡散して良い感じになりました。
こちらの見る角度に合わせて視線を合わせてくる謎効果もつきました^^;
≪装甲パーツ・骨格パーツ(足や尻尾など)≫
茶サフ→タミヤダークイエロー(TS-3)→タミヤエナメルクロームシルバーで部分塗装→つや消しトップコート
ダークイエローは隠ぺい力が低く、1回目はかなり不安でしたが発色してくるとかなり良い感じに。
≪ウェザリング≫
<装甲>
ウェザリングカラーステインブラウンでウォッシング
ウェザリングカラーグランドブラウンでスミ入れ、暗部強調
エナメルダークグレーをブラックで少し暗くしてチッピング(スポンジ・筆)
<砲身>
ウェザリングマスターススで汚し
<足元>
ウェザリングスティックサンド
仕上げはつや消しトップコート
≪武器≫
灰サフ→タミヤフィールドグレー(TS-78)→ラッカー赤で部分塗装→ウェザリングカラーマルチグレーでウォッシング→エナメル黒でスミイレ→つや消しトップコート
【感想】
ウェザリングは下手ですが、効果は大きく見た目が良くなったかなと思います。
当初武器はコトブキヤの武器セットの物に換装しようと思っていましたが、購入しようと思ったら再入荷待ちになってしまっており断念。
LED回路のケーブルは前回より細くしなやかなタミヤの物を使用してみましたが、頭部に組み込むはやはり太く、別の物を考える必要がありそうです。
また、バイザーを均一に光らせる工夫も必要を感じました。
次につながる点を色々見いだせた今回でした。
【自分用メモ】
●赤色LEDはかなり明るい。
●LEDの発光部に目の粗いヤスリを掛けると拡散光となり良かったが、バイザー側にも工夫が必要。半透明のプラ板を張るとか?
●ウェザリングはステインブラウン→ふき取り→グランドブラウン→ふき取りの工程で行ったが、ふき取りはグランドブラウン後の一度で済ませた方が良さそう。ふき取りすぎな部分が出たような気がする。
●ふき取りは筆で行うと均一に、綿棒で行うと荒々しい感じなった。メラミンスポンジは境界ぼかしに効果が高かった。大き目にちぎったメラミンスポンジは凹部にはいらず残るので暗部を拭き取らず、明暗強調に効果が高い。エッジなどの明部強調にも良い。
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