未塗装時
【キット名称】
ZOIDS ゾイドワイルド ZW18 スパイデス
【キットレビュー】
よっぽどの蜘蛛好きでない限り、気持ち悪いと思わせる見事な造形です^^;
購入を敬遠する人もいると思いますが、今までの小型ゾイドのどれよりもギミックに富んでいて私はかなりおススメです。
まず腹部の装甲を手動で開き威嚇形態のようにする事ができます。
今までの小型ゾイドだったらこの形態をワイルドブラストと呼んでいてもおかしく無いと思います。
ですがそれとは別に体を垂直に曲げて変形するワイルドブラストがあります。
小型ゾイドだからこそ出来る大胆な変形で中型以上には出来ない魅力です。
さらにタコ糸で吊るすギミックもあり、作り手の熱意が伝わってきます。
1点だけ気になったのは、仕方が無いかもしれませんが足の生えている位置がおかしく、上から見た際に少し違和感を感じました。
【塗装の初期方針・イメージ】
もっと不気味に気持ち悪くしたいと思いました^^;
蜘蛛らしく何か模様をつけたいと思ったので、前から気になっていたラップ塗装を試してみる事にしました。
【塗装履歴】
≪装甲パーツ≫
タミヤスプレー黒つや有り(TS-14)
私はやりませんでしたが、鏡面に仕上げたい場合はヤスリで表面を慣らす必要があります。
ミスターカラーシルバー(8)で模様付け
丸めたサランラップにシルバーを吹いて、5秒ほどまってから(冬なので長めに待ちました)ポンポンと当てて模様を付けました。
虫のまだら模様を意識して黒が多いように控えめに行いました。
タミヤスプレークリアレッド(TS-74)
赤というよりピンクを重ねる感じです。3回目で思い通りの赤に発色しました。
ツヤツヤにしたかったので磨きも考えていましたが、クリア2度吹きで十分な感じだったので磨きは行いませんでした。
≪胴体骨格パーツ≫
タミヤスプレー黒つや有り(TS-14)→ミスターカラーマルーン(100)で部分塗装→光沢トップコート
部分塗装だけの予定でしたが、塗装した装甲パーツを当ててみると色見・質感ともに主張が強く、骨格パーツが完全に負けてしまってチグハグな感じがしました。なので骨格も塗って結局全塗装になりました。
【感想】
ちょっと虫によりすぎてメカっぽさが薄いものの、イメージ通りにできました。
虫のまだら模様表現にラップ塗装を用いたのも良い選択だったかなと思います。
ラップ塗装は色々応用がききそうなので、またやってみたいと思います。
【ラップ塗装について】
・多少のミスやムラに対して誤魔化しや紛れが強くかかり意外と簡単。
・ゾイドの装甲はモールドや突起が多いので模様をつける時、凸部にシルバーが多く乗り、凹部に乗らない。なので迷彩のような模様でも造形がわかり良い感じ。
・別にラップで模様をつけなくても、筆で任意の模様を描いても面白そう。
・クリアを重ねるので黒部分も若干色が乗る。黒が綺麗な方が良い気がするのでまずキャンディー塗装してから黒で模様をつけても面白そう。
・例えば青下地にシルバーで模様をつけてクリアレッドを吹くと、紫と赤になるかもしれない。色の組み合わせ次第で色々出来そう。